平成29年7月12日(火)「第1回 YOUのPCAGIP事例検討会」を開催し、無事終了いたしました。
当日はお忙しい中、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
簡単ではございますが、事例検討会の様子をご報告いたします。
PCAGIP法を用いた「第1回 勇気の出る事例検討会」は金魚グループ(ファシリテーター1名、
事例提供者1名、質問者9名)、書記2名、金魚鉢グループ(傍聴者)を含め、総勢20名の参加者により
行われました。ファシリテーターはYOU医療保健福祉研究所 足利学(臨床心理士)が務めました。
通常の事例検討会は緊張感が漂う張り詰めた空気となりがちですが、冒頭のアイスブレイク(参加者が
打ち解けるきっかけを作り、緊張を和らげる活動)により、暖かい雰囲気の中、事例検討がスタート
しました。
事例提供者が口頭で事例の基本情報と困っていることを発表された後、金魚の方が一つずつ質問し、事例提供者がわかる範囲で答えていきます。この質疑応答を繰り返すことで(今回は4周)、事例の情報、事例提供者の対応や思いは参加者全員で共有され、理解を深めていくことができました。
PCAGIP法では「相手を批判(指導)しない」「メモをとらない」が基本ルールとなります。安心できる雰囲気の中、金魚の方々からの質問に応じた事例提供者は「これまでの関わりを見つめ直せた」「共感してもらえ、勇気づけられた」と感想を述べられていました。事例検討会の中で気付きが促され、今後の取り組みの方向やヒントを見出されたようでした。
また、金魚、金魚鉢問わず参加いただいた方々からは「異なる職種の現場での関わりを共有するいい機会になった」といった感想をいただきました。
皆様にご参加いただき、文字通り「勇気の出る事例検討会」となりましたことを、心より感謝申し上げます。
「第2回 勇気の出る事例検討会」の開催は平成29年9月12日(火)となります。お問い合わせは、
特定非営利活動法人 YOU医療保健福祉研究所 地域調査研究センターYOU 窓口:玉置、木下 まで
お願いいたします。
TEL:072-747-2021 E-mail:npo_you@bcb.bai.ne.jp
ファシリテーターの足利学 (臨床心理士)によるPCAGIP法の概要説明の様子。
PCAGIP法を用いた事例検討会の様子。前列が金魚(参加者)の方々、後列が金魚鉢(傍聴者)の方々です。この事例検討会では、書記を2名にして書記者の緊張を和らげ、また、情報の洩れがないようにしています。
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